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藤沢御所見病院看護部Nursing department

看護部の理念

病院組織の中で専門職業人として習得した自己の技術、知識、精神を最高に効率的に活用し、患者さまにやさしい安全かつ計画的な看護を提供する。

看護部の目標

一人ひとりの患者さまの個別ニーズへの対応と、継続一貫した看護を提供することで地域住民に信頼される看護を目指す。

藤沢御所見病院看護部 看護師ラダーladder

当院の看護師は新人看護師の数より 3年目以降の一人前看護師、6年目以降の中堅以上の看護師が多く在籍しております。その多くは他病院など様々な環境で育成され、自己研さんして来ました。よって、経験や慣れ親しんだ環境、方法などが人により異なり多様なスタイルの看護師が働いております。その多様性を生かしつつも藤沢御所見病院の看護師としてあるべき姿
  1. 根拠に基づいて、自分で考え、判断、行動できる看護師
  2. 相手の思いを傾聴し、自分の考えを毅然と伝えることができる看護師
  3. 常に「どうしたら良いか」を意識し、業務改善に繋げることが出来る看護師
離職率が低く、中堅層が厚いことで、キャリアアップ支援とリーダー層育成を中心にした教育と、 個々の希望や能力を重視して柔軟な対応が可能な研修計画となっています。また、個人としてのキャリアを形成のため、この特殊性・多様性の強みを最大限に生かすために、当院独自の「藤沢御所見病院看護部 看護師ラダー」を作成いたしました。

※当院の看護師ラダーは日本看護協会の「看護師のクリニカルラダー」に基づき作成されております

  • レベルの定義

    職場の指導や教育を受けながら看護基準・手順に従い、基本的な看護を実践することができる。

  • 研修項目
    • 医療安全の法則
    • 感染対策※1
    • 褥瘡予防と栄養管理
    • 社会人基礎力
      1. 新入職オリエンテーション
      2. 基礎看護研修(メンバーシップ)
      3. 接遇・社会人・組織人マナー
      4. 他部署研修 I
    ※1:スタンダードプリコーション
  • レベルの定義

    所属の臨床場面において、看護実践を一人前に行うことができる。部署内で行われる治療・処置に必要なケアを習得し、概ね一人で行うことができる。

  • 研修項目
    • 医療安全の法則(6Rの徹底):クイック-SAFAR
      1. 「3つの能力と12の能力要素」について
      2. アサーティブコミュニケーション
      3. 他部署研修 Ⅱ 等
    • 准看護師のキャリア支援通信教育過程(支援)等
    • 社会人基礎研修 Ⅰ
  • レベルの定義

    患者の個別性を考慮した安全なモデルとなる看護実践を行い組織的な役割遂行を実践できる。

  • 研修項目
    • 社会人基礎研修 Ⅱ
      1. 自分自身と向き合うことについて
      2. 自己の振り返り
      3. コミュニケーションスキル1
    • キャリアアップ支援:本人の希望を優先し専門分野への研修選択
      1. 在宅部門(在宅診療・訪問看護)
      2. 透析看護
      3. 退院支援
      4. その他(医療安全管理・実地指導 等)
  • レベルの定義

    幅広い視野で予測的判断をもった看護を実践できる。組織的にも広範囲な役割を遂行を実践できる。

  • 研修項目
    • 社会人基礎研修 (管理)
      • 当院における人材育成のあり方と業務改善を推進
    • 倫理的課題の抽出
    • 実地指導者研修
    • 災害・防災研修
    • コミニケーションスキル2→プレゼンテーションスキル
  • レベルの定義

    看護部・病院全体・地域から求められる役割や成果を理解し経営的視点を持ち、看護部の方針に従い自部署の看護を効率的に、組織横断的に推進できる。

  • 研修項目
    • 管理研修 Ⅱ
      • 法人の収支を理解し、増益のために自己の役割を発揮するとは
    • 年間計画 評価
    • アンガーマネージメント
    • コンピテンシー
    • 組織運営・労務管理・人材育成

キャリア支援一例Career Advancemen

ラダー「Level Ⅲ」に基づくキャリア支援

御所見訪問看護ステーション 中村めぐみ

task/problem

当院は、院内の在宅診療部、同一法人内の訪問看護ステーションと連携できる体制があり病棟看護師自身が主体的に退院調整に取り組んでいます。
私も当初より病棟看護師として退院支援・調整に関わってきましが、急性期しか知らなかった私にとっては、入院中からその方の生活様式に合わせた退院支援・調整をすることの難しさを感じていました。

Skill Up/Solution

退院前・退院後訪問や訪問診療・訪問看護への同行、ケアマネージャーの資格取得など様々な形で学んできましたが、さらなる知識取得・ご自宅での患者様のケアから患者様毎の療養生活の把握の為、「教育課程・キャリアラダーⅢの研修」において、訪問看護ステーションで研修する事を選びました。

return to origins

病棟看護師としては入院当初から「患者様を元の生活の場に帰す」という意識を持ち、退院支援の必要な患者さんを把握し、その方の在宅療養生活の現実的なイメージを持ちながら処置やケアを行えるようになることが必要と考えております。その様な中で私自身は在宅と病院をつなぐ看護師を目指し、実際に訪問看護師として関わることで介護保険や在宅看護を学んでいます。